覚え書き日記

ゆっくりいきましょう

義母の手

元旦に義母がお世話になっている施設に

夫と息子S🙎🏼‍♂️と行った。


Sは家にいた頃、祖母👵が日向ぼっこしている縁側に、

よく、一緒にゴロゴロしては、

祖母の話しを聞いていた。

寡黙な子であるが、癒し系である。


義母はこの頃自分の息子の名前もあまり出ず

私も久しく名前を呼ばれていない。


だから、ほぼ1年ぶりに会うSのことはどうかなあ?と思ったが

ただ、この子は行く度にちゃんと、義母から名前が出る。


「ばあちゃん、Sがさあ休みで‥。」

とわざと最初に名前を出しながら話すと


それからは、何度もSの名前を呼びながら

話しかけていた。昔の思い出が蘇っているのかもしれない。


自分のお菓子を

「Sも食べなよ。」

と何度もすすめている。


最初に名前を言っても、それきりの場合が多いのだけど、

ばあちゃんにとっても、Sとのひと時は

とても、いい時間だったのだろうな😃


それが、呼水となったのか

ほんとに久々に、自発的に

「しきぶちゃんさ、」

名前を呼ばれて、嬉しかった😊


夫は、こちらはどちらの方?

とか言われて😭

こんな事言われたことなかったので

ちょっとがっかりしてたが


「お久しぶりでございます」

とか言ってた🤣


帰り際にSが握手を求めたとき

義母の手のひらを見たら

驚くほどしわしわで

指も全て手相が?きざまれていた。

手相の全ての線、それ以上の線が

むらなく

手のひら中にあって

もはや、手相とか関係のない次元に

生きている人の手。


これは、100年近く生きてきた人の手なんだな。