覚え書き日記

ゆっくりいきましょう

シンクを磨きながら

ゴシゴシ汚れたシンクをこすってると

時々思い出す人がいる。


昔、近所に住んでいた人が若くして

亡くなってしまって

かけつけた親戚の方が


なんでこんなことに‥


と悔しそうに呟きながら

シンクをゴシゴシこすって綺麗にしてました。

どこに持っていったらいいか

どうしようもない気持ちが

私にも痛いほど伝わってきました。


時々そのときのことを思い出します。

シンクを掃除していると。


亡くなってしまった彼女と

その親戚の人の呟きを。


そう言えば、思い出すときは、

たいてい、私も何かぶつけたい気持ちのある時かもしれません。